18 AUG 04
明日は山口県は萩の近く、千畳敷でパーティざんす。美しいビーチからほど近く、おいしい海産物にも恵まれた、それはそれは酒の進むとこらしい。東京から愛の潤滑油、ペペローションじゃなかったペペカリフォルニアの参戦も決定!ライブありDJありのこのパーティ、近郊の方は一緒に飲むベエ!!
明石焼きも食い倒れも諦めて、大阪をパスしてヒタコラサッサと山口へ向けてドライブ、ドライブ。西日本に入った途端に道にある標識や高さ制限のあるトンネル等が低くなってビビりまくり。大阪近郊では通れない箇所が何カ所もあって遠回りを余儀なくされる。これからの道のりは厳しいものになるのか?明け方に姫路を通り、国道越しに姫路城を望む。美しい城だと聞いていた通り。
季節(とき)が流れる
城壁(おしろ)が見える
無疵なものなぞ何処にある
と詠んだのはランボーっすが姫路城は無疵な感じ。京都での暴飲とロングドライブがたたりこれ以上の運転はスーサイダルってことで昼前に休息をとることに。先行していたトラックのマサオミが「アカホにいい公園があるからアカホで休もう」と連絡が入る。アカホ?何処だそれ?ひょっとして赤穂のことか?高学歴を売りにしていたマサオミくん、漢字ドリルからやり直しだ!漢字を見せたら「アホ?」って詠んだジュンペイは人間界から格下げ! 公園に着いた途端に台風15号の影響か激しい雨が降りだした。待つこと6時間、雨が止んでから再び国道2号を走りだす。再び始まる田園風景、東北、北陸とは緑の色合いも家並みも微妙に違う、さらに懐かしい感じ。やがて国道は瀬戸内海沿いを走りだす。内海らしい穏やかな海沿いに広がる漁村と街並み、来た事もないはずのこの風景が子供の頃に見た海の色や匂いを呼び覚ます。なぜなんだろう?国道沿いに広がる景色がこんなに素敵に見えるのは?そんな気持ちに引きずられてか今晩は尾道で一泊することに。と〜き〜をときをが空を飛ぶ〜(違う曲) |
19 AUG 04
今日はパーティですがな。山口の千畳敷は今回の旅の中で一番の絶景スポット。何もしなくてもいいんじゃないかと思う程のこの景色、皆さんとご一緒に見たい者です.夕焼けフェチ、朝日マニアは是非、是非〜!
朝から尾道散策。まずジョンが日本で一番うまいと豪語するラーメンを皆で食いにいく事に。朱華園という尾道ラーメン発祥の店で50年続く歴史ある店らしいのだがなんと定休日...。次に尾道にいつ来れるかなんて分かんないのになぁ。近所の適当なラーメン屋でお茶を濁して、街並をふらつく事に。
期待通りの細い曲がりくねった路地が山の斜面にはうように伸びまるで迷路のよう |
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車が存在しなかった頃の日本の姿がかいま見れるような感じ。先には瀬戸内海の穏やかな海が日差しを受けてキラキラ輝き、沢山の人がこの街に惹かれる気持ちが良くわかる。ただこんな素敵な街も、山の上の方に行くにしたがって人の気配のない廃屋が増えていく。観光客には魅力的な坂の上の古い街も、実際住む人たちにとっては不便なのか、それとも過疎が進んでいるのか、時の流れの中で朽ちていくこの街並はあとどの位の命なのだろう?なんだかかつてみたさびれていくポルトガルの漁村を思い出した。県や市として人の住まなくなった家を保護したり、アーティスト達に安く貸したりとかしてなんとか残していけないのかな。民家の裏を通り、お寺の境内を抜けながら、そんなことをずっと考えていた。いつか尾道で皆で長期滞在しようと話ながら街を後にし、その後は宮島で厳島神社によることにする。
今回の旅で3カ所目の世界遺産。
遠浅の浜に伸びる朱色の神社を背にして皆で台風明けの高い空に沈む夕日をぼんやり眺めてました。ここも緩い雰囲気が時間の流れを止めているいるような、素敵な場所でした。 |
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| そこからはパーティ会場山口は千畳敷まで再び徹夜のロングドライブ、皆さんパーティで会いましょね〜。 |
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20 AUG 04
山口は千畳敷に夜明けに到着。日本海を見下ろす丘の頂上の会場は名前の通りただ広い草原。台風のちぎれ雲が空を流れ、その合間を星がのぞく。辺りには風力発電の風車がなんともいえない不思議な音をかなで、眼下の沖合いにはイカ釣り漁船の漁火が輝く。それからフィヨルドのように入りくんだ海岸線の奥から空が桃色に染まりだし、今回のバス旅の中でも一番美しい夜明けを迎えた。 |
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俺はブルータスのサーフィン特集で南アフリカの夜明けや、ハワイの夜明けを見てきたばかりなのだけど、ここ千畳敷の夜明けはそのどれよりも美しかった。
太陽の反対側の海は雲と海が完全に溶合い、まるでターナーの絵のようだったし、突き出た半島に空気が当たってできる生まれたての雲も。もしも山口に来る機会のある人は是非ここの夜明けを見てほしいもんです。
夜明けの美しさに寝るのも忘れちまった俺たちはその後軽く寝て昼から再びドームとランプの設営。パーティを手伝ってくれる周南市のレコード店、スリーブストラットの皆も一生懸命ものを運んでくれる。さらには千畳敷の上にぽつんとあるいかしたオーガニックレストラン、カントリーキッチンのマスターウエダさんまで出会ったばかりなのに色々手伝ってくれました。昼飯もそこで食ったんだけど激ウマ。夕方からパーティスタート。午後からかなり湿気が出て来てあいにくの天気、そんなに沢山の人は集まらなかったけど、皆会場の周りで思い思いに楽しんでる。 |
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東京からわざわざ自腹で駆けつけてくれたペペカリフォルニアのライブが夜中に始まると、俺たちも緩い気分を満喫したのでありました。どの位ゆったりしていたかというと、ライブが始まるからビデオをまわせとギャアギャアうるさく吠えたジュンペイがフロントロウに陣取りビデオをまわしだして3分で熟睡するほどの緩さといえばおわかりでしょうか?が、この夜の主役はなんといっても蚊、異常に繁殖しやがった蚊どもが飢えた俺たちに襲いかかり、刺されまくること足だけで俺は24ヵ所、寝るときゃ寝袋とパーカで全部隠したつもりだったんですけど、アゴも刺されまくり、アゴアリゲンとなりましたとさ。 |
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21 AUG 04
パーティ中にバタバタの眠りに落ちた俺たちは蚊の刺され痕を掻きむしりながら起床。アキラは早起きして下にある二位浜にあるスポットでサーフィン。その後は各自に寝るなり、出かけるなりの自由行動。俺は今日が27歳の誕生日だったフッキー達を連れて日本一の鍾乳洞という秋芳洞へブラブラ、その後は山口市にある中原中也記念館へ。道中は美しい風景の連続、カルスト台地のせいなのか面白い起伏に富んだ小さい山がたくさんあり、その麓には小さい盆地が必ずあり緑豊かな田畑が続く、見ていてとても豊かさを感じる。なんか日本昔話にでてくる風景がリアルになった感じ。こういった風土だから昔から情熱的な幕末の志士や、情緒豊かな文士を生み出してきたのかな。人もとても好奇心旺盛ですぐ話しかけてくるし、しかも優しい。薬局で虫除けスプレーを買いにいったら、おばちゃんに何やってる人と聞かれたりして、バスで旅をしているっていうと体にいいからと黒酢あめをおまけでもらったり、カントリーキッチンのウエダさんにはご飯からつまみからいろいろもらっちゃったり。みんな「いいから持っててよ、旅の無事を祈るよ」って言ってくれる。おじさんからおばさん、それに小さな子供まで。バスっていう媒介を通して色んな人と出会う、やっぱり旅はいいもんだ。人の親切が身にしみるっす。しかしやっぱりこういう自然に囲まれると人は優しくなるもんなんでしょか?都会生まれの都会育ち、ネオン管の光に激しく惹かれる俺たちですが、それだけじゃギスギスするってもんです。やっぱり自然なしでは生きていけない。両方過不足なく生きていきたいもんです。その後は皆で山の上の露天風呂へ。一日の終わりに仲間と風呂に入って大人数で飯を食う。金も何もありませんが人生これでいいのだ。
ゆうがた、空の下で、身一点に感じられれば、万事に於いて文句はないのだ
中原中也
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