| 28 JUL 04 オールナイトロングなドライブを経て我々は明け方、苗場に到着!まじでエコノミー症候群になりそうな体勢で、男の命であるこ、腰が。登りの坂道はバスくんには辛いらしく、オーバーヒート気味で途中で潮を、いや水を吹き出す始末。なだめすかしの騙し騙し運転。三国峠を通過した後はそのまま一同路肩にバスを停めて睡眠タイム、道路工事のおじさん達に思いっきり引かれてました。皆裸でウロウロするは、近くの清流でシャンプーしだすは落ち着きがない。それもそうさ、今日からフジロックに遊びに行くんですもの!この週末は純粋に俺たち遊ばせてもらいます。って恵比寿のみるくをやっていたるりちゃんのバーでバーテンをしなければならないんだけどね。そこはパレスオブワンダーというチケット無しでも入れる会場外の無法地帯。グラストンベリーから直送された生きのいいサーカスヒッピーのようなイギリス人がデコレーションの限りをつくし、不良外人やライブを終えたミュージシャン、そして酒を飲み足りないゾンビ達が集う、ある意味フジロックで最もロックな、「フィールドオブヘル」とも呼ばれる聖地なのさ!!俺たちはそこで過去4回そのダンサー/カジノ付きのデタラメバーで毎年こき使われているわけ。明け方まで客は帰らないし、酒を盗まれたりそりゃ大変なんだけど滅茶苦茶楽しいんだよね、それがっ!!(マゾ)野外のフェスは最高さっ、ラインアップに誰がいようが関係ないっ!フェスってのは音楽だけでは語りきれない魅力があるのさ。フジロックは今まで行った世界中のフェスの中でもナンバー1に限りなく近いフェス。最初はさ、「なんだチケット高け〜な、商業的なんじゃねえの?」とかうがった見方をしてたのですが、ピースな雰囲気、奇麗な会場、成る程これは銭を払っても惜しくはないなって思うようになった。大体日本でこれをやろうとした思考回路が狂っているというか素晴らしい。てなわけでこれから月曜日まで苗場で遊び、いや働いていま〜す(生活費ゲット!!) |
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29 JUL 04 苗場の朝はすがすがしい!と思ったら午後から雲が,,,。またまた雨雲の到来かっ!!今日はフジロック前日、前夜祭なんかも開かれる開戦前夜、ってな感じの一日ざんす。ほぼ毎年来てるけど今年ほど前日入りする人が多いフジロックもなかったんじゃあないか?って位の人の入り。お客さんも山でのキャンプを本当に楽しんでるんですね。ウキウキした顔の若い子を見るたびに我々おじさんの顔にも笑顔が。いやぁこういう子達が早く社会に出てそんでもって社会をぶっ壊してほしいですね!それにしても前夜祭の夜だからかとてもなごやかなアットホームな雰囲気、花火が上がる頃には俺たちすっかり出来上がり、カジノバースタッフ用にあてがわれたホテルの部屋へとっと退散。そう、ロングウィークエンドに備えなければ!! |
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30 JUL 04 フジロック開幕!!が今日もぱっとしない天気。青空が出たと思うとすぐに雲がでて雨がパラついたり、イラつくぜ!が賽は投げられた!って事で皆でウキウキ。ヤング隊は今までずっと海の家をやっていたせいで初フジロック・ 上がりっぷりも半端じゃありません。お上りさん状態!「いやぁいいね、フジロック!」「楽しいね」ってまだ中に入ってライブも見ていないのに、安い、あんたら安上がりだっ! 夕方からは例のデタラメカジノバーのオープン。例年通りアホなイギリス人の客が集まりだす。「ビールをまけてくれ」「ただでくれ」「頼むから飲ませてくれ!」 「金ならないぞ!!」ってお前らどうやってこの日本まで来たんだ?イミグレは何やってんだ?くらいの愉快な連中。なんだかんだ連中とのやりとりを毎年楽しんでいるのだけれどまさか日も暮れる前から姿を現すとは!フィールドオブヘルな雰囲気がでてきたのは会場のライブが終わり、死に足りない、いや飲み足りない連中がなだれ込んで来てから。夜半から降り出した雨をものともせず「ジントニック、おねがいします」を連発、酒を買うとついてくるカジノチケットを握りしめ真剣に勝負に繰り出す姿はある意味すがすがしい位。2年前に来てDJまでしてってくれたケミカルブラザースの二人も帰って来たよとはにかみながらの再来場、ビンゴゲームでタワレコの日よけが当たるとマジで超喜んでました。うぅいい人過ぎる!その後もストリーツやゼロ7も大集合、状況をまったく把握していない酔っぱらいと混じり合っての大宴会となりました。場の雰囲気に飲まれたヤング隊は、なぜか急ピッチで飲み始めへべれけに。一方俺をはじめとするオヤジ隊は初日から飛ばすと、後は苗場の急斜面を転がり落ちるような体力の低下をまねくのを身をもって経験済み、「みてろよ、日曜日に勝つのは俺たちだ」の決意を胸にひめ明け方そっと会場を後にしたのでした。あ〜しんど〜。 |
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31 JUL 04 フジロック2日目!前夜の疲れを引きずりながら今日はオールナイトな土曜日、午後に起きだしてバスから音を流す。フジロックには全国からのお客さんが来ているのだけど「お、スプートニクバスだ!」なんて反応や「ブログ読んでますよ!」なんて声をかけられたりして、喜ぶとともに余計なプレッシャーがかかり遅い筆がさらに遅くなる気配が...。時々パラつく雨がじれったい中、ろくにバンドのライブを見る事なくバーの魔の時間帯11時過ぎに突入。来るわ、来るわ、壊れたイギリス人達が。ライブを終えた科学兄弟も再び見参、人混みに紛れてカジノに真剣になっております。壊れたイギリス人につられて飲み足りない日本のヤングボーイズアンドガールスも浴びるように酒を飲んでおります!!1ショット300円のクエルボのテキーラショットがまるで機関銃の弾のように乱れ飛び、気付けばヤング隊の顔も真っ赤で鬼気迫る程上がっている!酒を一滴も飲めないはずのジュンペイさえ飲み始めていつのまにかベロベロです!遊びに立ち寄った友達たちもいつの間にか総動員でバーでせっせと働きだすしまつ。一時はバーの中に10人くらいいたんだけど、できる仕事量は正味普通の人間の2、3人分、俺たちまじで使えません。くどいように最終日にキツくなるからペースをおさえるといっていたオヤジ隊も、客とヤング隊の気迫に押され気付けば一番ベロベロに。体が腐って燃費が悪い分、調子良くなるためにはヤング隊の倍は飲まないと上がらない体質が裏目にでました!! 結局最後はカジノの中で爆音ハウスパーティとなり皆さんごちゃまぜで踊りまくり、一向に終わらない雰囲気に業を煮やした主催者に発電機を落とされたのが朝の7時!無音になって我に帰ると日はとうに上がり、まわりには見事に出来上がった小汚い一団が、音もなしに踊っています!!またやっちまった......。明日の夜明けを迎える自信がありません....。 |
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01 AUG 04 早いもんだねフジロックも最終日、毎年一番壊れる、いや疲れる日をとうとう迎えてしまいました。暦も変わりいよいよ8月、バスの旅はこれからが本番なのかと思うと二日酔いの気分の悪さも倍増ってもの。さすがのヤング隊も酔いのせいか腹減ったと騒ぎ立てることもありません。今日は勇気を振り絞って奥のフィールドオブヘブンまで足を延ばす事に。疲れるのを恐れ、俺たち一番手前のグリーンステージまでしかいってなかったもんなぁ。さすがにフィールドオブヘブンはピースな雰囲気で落ち着いてます、俺たちのいる”ヘル”とは違うっ!本番の夜を迎えると、レッドマーキー以外のライブが全て終了する11時過ぎになっても例年と違って人手が少ない。やはり今年から3日間の通しチケットになったせいか皆ちょっとお疲れ気味、家路に向かうのも早いのでしょうか?しかしこちらは今日という日の為にパワーをセーブしてきた身、これじゃあ真っ白に燃え尽きれない、そうだろジョー!!ってことで大五郎を片手にピッチが上がる、上がる、気付けば俺はDJブースの裏でひっくり返り、朝まで意識がなかったとさ!目を醒したときにはカジノはこの世の終わりのバーといった惨状、なんとかバスまで戻ろうとすると友達のサダがとなりの空き地に停めてあるブルトーザーの間でノグソをする途中で気を失いケツ丸出しのまま地面に転がっているという、二日酔いの後に一番見たくない光景を目撃、こうして2004年のフジロックは幕を閉じたのでした...。 |
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02 AUG 04 二日酔いの中目を醒すと、すでに午後6時をまわっていて辺りはもう薄暗い。あれほどいた人混みも蜘蛛の子を散らすように跡形ともなく、プリンスホテル前の本部も解体され車さえ見当たらない。今はガランとした会場はゴミ一つ落ちてなく、まるで前日までのフェスティバルが夢か幻のように静かな苗場にいるとなんだかもう夏が終わってしまったような気配さえ感じてくる。金曜日から音楽と人の歓声や笑い声で包まれていた会場にポツンとたたずむバスもなんだか哀しげに見えてくる。俺たちがバーをやっていた”フィールドオブヘル”に行ってみると人影はおろか灯りさえなく、半分解体されたサーカステントと立ち並ぶ旗が、満月明けの明るい月に照らされてボゥとその影を浮かべている。あのふざけたイギリス人たちはどこへ行ってしまったんだろう?自分の名前を”Mr.モア・コーヒー”彼女の名前を”Ms.レス・コーヒー”といっていたぶっ壊れたカップルは?祭りの後ってのはいつも何だか物悲しい。祭り自体記録に残るようなものではなく記憶に残るもので、終わってしまうと現実だったのか夢だったのか良くわからないものだし。けどだからこそまた祭りに遊びに行くんだろうな。来年もまたここに帰ってきて是非ともイギリス人どもと倒れるまで酒を一緒に飲みたいものだ。ボロボロの体を引きずりながら俺たちは次の目的地、金沢を目指して夜中過ぎに苗場を後にした。今日は峠を下りながらのナイトドライブ、バスは行くよ〜ど〜こまでも〜。ありがとうフジロック!また来年!! |
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03 AUG 04 今日はフジロック明けで骨休みにと軽井沢へ。夜道をすっ飛ばすと2階から無線でヒカリの声が「無理だとは思いますが、スピードを下げてもらえませんか?」「ちょっと揺れが大きいんですけど」無視して飛ばしていると今度は「機材が心配なんで、ちょっとスピードを〜」ええぃ、うるさいわ!こちとら早く軽井沢へ着きたい一心なのだ、ちょっとの揺れ位がまんせい!苗場から前橋経由で軽井沢へ着いたのが朝の8時。緑萌える樹々の中、すっかりリラックスして夜までスヤスヤ、風で梢がこすれる音が心地良い。「風立ちぬ」って堀辰雄が詠んだのもたしかここ軽井沢。昔は宣教師の家とか残っていて、道も砂利道で本当に良い所だったんだけど、バブルを前後してわけがわからんプチ原宿化すると街並みも大部変わってしまった。緑も随分消えたし、ジョンレノンが好きだったと言うころの面影も今はいずこ。けれども一歩奥に入ればまだまだ静かだし、イギリス人宣教師達が故郷に似ていると開発した通り、イギリスの郊外の雰囲気がまだ少しはあるような。気のせいかバスくんのエンジンの調子もすこぶるいい。夜半過ぎには霧雨が降り出して、気分はツェッペリンの”レイン・ソング”といったところ。とまぁそこまでは情緒たっぷりだったんだけど、豚バラ肉を2キロ程食ったあたりからすっかり男子校の夏合宿と化し、最後はお決まりの怪談話へ。実は怖い話が苦手なチキン野郎が多いのですが、中でも異常に怖がっていたのがブラジル育ちのアキラ。「電気消さないでぇ〜、怖いよまじで」ってお前ももうすぐ25歳だろうが!それともそこがニキータたち(byレオン)に受けるポイントなのかっ?そういえば試しにブラジルの怪談をアキラに聞いてみたんだけど「そんなのないよ〜」だって。そりゃそうだよな、あんな陽気な国、幽霊だってサンバ姿だったら興ざめだよな。 |
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04 AUG 04 久しぶりにゆっくり寝て、洗濯までしちゃった俺たちは次の目的地、金沢を目指す事に。木漏れ日溢れる軽井沢を皆えらく気に入って、将来ここにスケートボウルを作るだのかなり盛り上がっておりました。緑溢れる軽井沢を出発するってのはなんかちょっとした旅立ち気分。気分は立原道造の「旅装」ですな。 心残る部屋 インクや本や時計よ 時計は一時でとまっている 皿やナイフや花瓶よ 花は明日枯れるだろう そうして僕は汽車にのるだろう 田舎の道に人はみるだろう ひとりの僕が悲しげに目をつむるのを 思い出よ 僕の夢よ 僕はすべてを忘れるだろう そのとき 僕は思うだろう もうみんななくしたと |
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06 AUG 04 今日は朝の3時に新潟を出発し、白馬を目指す早朝ドライブとしゃれこむことに。三日月が明るい夜明け前に海岸線を後にし、ただひたすら長野の山々を目指す。全ての窓を開け放った運転席にジュンペイと乗り込み、ひたすらうなりを上げる旧式のディーゼルエンジン音を聞きながら無言で星空の下暗闇を走っているとサンテグジュベリの「夜間飛行」の世界、夜明け前の数十分というのは世界で一番静かな、美しい瞬間ですな。二人で気分に浸りきっていたのもつかの間、気違い地味たスピードで走る暴走トラック野郎に煽られまくり&トンネルの中だろうが追い越し禁止湾岸一車線だろうが抜かれまくり。事故が多いのも分かるってもの、ここは法治国家日本、法律は守れ、いや守りましょうね、出来る範囲で!!余りの登り車線プリにへそを曲げたのかその後バスくんの機嫌が悪くなり、2速が入らなくなる状態が頻繁に起こり、白馬の10キロ手前の道の駅で休息をとることに。そこで冷房でキンキンに冷えた一般用休息部屋なるものを発見、なんでも一浴び700円の風呂に入った客専用の部屋らしいのだが、確認にきたおばちゃんに「入る、これから入るから!!」と強引に説き伏せ皆で爆睡、着いたのは朝10時だったのに起きたら夕方の4時でした...。早くパーティ会場に着いて湖に泳ぎに行くっていう計画は早くもオジャンに。最後はありえないような田んぼ道をバスで走りぬけ無事会場の白馬47スキー場に到着。ティピが並び、スケーターやBMXライダーの姿がもうちらほら。夕暮れどきコンクリートの広大な駐車場でBMXで走り回るライダーの姿はなんだかトンボの群れのようでありました...。 |
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